INTERVIEW 01
自分が作った製品が、世の中の役に立つ
やりがいを感じられる仕事
成型オペレーターチーム
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T・Tさん
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成型課
課長代理
2007年入社
30代、野々市市出身。20代前半で別業種から中途入社。4年前より成形課課長代理として製造工程9名の取りまとめ役。
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A・Dさん
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成型課
製造グループ
2016年入社
20代、金沢市出身。高校新卒として入社。成形オペレーターとして製造工程を担当。
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K・Tさん
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成型課
製造グループ
2018年入社
20代、金沢市出身。20代前半で別業種から中途入社。成形オペレーターとして製造工程を担当。
新人も主体的な取り組みが
できるように支える
- T・Tさん
- 職場での作業は手順書で管理されていて、それをもとに教育しています。ただ手順書を見せて説明するだけではなく、一緒に現場に立って指導するようにしています。ただ、いつも一人に付きっきりというのは難しいので、まずは各自の仕事を一人で完結できるよう教えていますね。その後一人で作業しているところを確認して、大丈夫だったら任せるという体制にしています。
- K・Tさん
- 入社当初からわからないことがあれば、その都度聞くと答えてくれる体制だったのですごく助かりました。手順書を見ながらの教育も丁寧にしてもらえたのですが、手順通りこなせるようになった後も「こうしたらもっとはやくなるよ」というベテランならではのアドバイスをしてもらえて非常にありがたかったです。
- A・Dさん
- 具体的なコツは本当に勉強になりますね。そこから自分で考えながらまたやってみて、もっといいものができないかと思ったらまた相談して。そういう改善活動がしやすい環境は入った時から変わらないですね。
- T・Tさん
- あとは週に2回のミーティングや定期的な面談も行うようにしています。内容的には業務の変更事項の共有であったり、普段の業務の中での困りごとがないかを聞いたりしています。個人的にですが、常に自分から聞かないと返事がない状況だと相談しづらい時もあるかと思いまして。なので、こちらからの声かけも大切にしたいと考えています。
- A・Dさん
- 上司や先輩からこうして会話があると、少しおかしいなと思った時や異常を感じた時にすぐ報告できるので、新人の時はすごく助かりました。
- K・Tさん
- こういう連携が社員同士でできれば全体の不良も減ると思いますし、今思うと自分たちが積極的に情報共有をしようと思うきっかけになっている気がします。
失敗を後悔ではなく、
学びと対策に繋げたい
- T・Tさん
- 最近の二人は自分なりに注意するポイントを意識して仕事しているように見えるけど、心がけていることとか聞いてもいいかな?
- A・Dさん
- 自分は手順書に従って不備の出ないよう心がけていますね。決まった手順をしっかり守れば大きな異常は出ないので、基本を忘れないように注意しています。それと機械を動かす前の周辺清掃を徹底しています。少しのゴミが混じっているだけでも製品がダメになってしまいますし、きれいにしていればチームが作業しやすい環境にもなるので。
- K・Tさん
- 自分は前に一度、確認不足で製品を作る金型の一部を破損させてしまって。その時は本当に落ち込んだんですけど、ただ落ち込むだけじゃなくて「失敗から次起こさないためにどうすればいいのか」を考えました。その時からダブルチェックを徹底するようになりましたね。色々と気をつけることはありますが、一番は手順通りやってダブルチェックを欠かさないことです。
- T・Tさん
- そういえばその時は僕が対応したね。失敗って本人のチェック不足もあるんですけど、それ以外に手順のルールが明確じゃなかったり、上司の僕たちがちゃんと確認できていなかったりという問題もあると思っていて。なので本人たちに責任を追及するというよりは、コミュニケーション不足だった点の聞き込みを重点的にやっています。自分が気をつけているのはそこですね。
- K・Tさん
- 確かにあの時はT・Tさんから怒られたというよりも、ルールや手順の再確認をじっくりしてもらった印象です。おかげでミスをした原因も自分で把握できましたし、それがダブルチェックの徹底という自分なりの再発防止に繋がったように思います。
- T・Tさん
- 現場としてはケガしないように安全第一でやっているので、そういう意味でも今後の対策としてミスの原因を他の仲間に水平展開できれば良いと思っています。ただ、金型はやっぱり高額なものなので、何度もミスをするとちょっとマズいですね(苦笑)
- 二人
- そ、そうですね・・・(苦笑)
- T・Tさん
- まぁ当然ですけど、失敗しない人なんていませんから。失敗を責めるより、K・Tさんが言っていた「自分でミスの原因を把握し改善する」姿勢をフォローしていきたいと思っています。
職場にいても町に出ても
やりがいを感じられる
- K・Tさん
- そういえばこの前の休日に父と出かけた時、カー用品店で自分が作っているパーツとよく似た物が売られているのを見つけて。思わず一緒にいた父に「これ俺が会社で作ってるパーツだよ」と話しましたね(笑)
- T・Tさん
- それすごいね!いい経験だ(笑)
- A・Dさん
- 自分でも絶対嬉しくて話しちゃいますよ(笑)
- K・Tさん
- (笑)そのパーツが買われていくのを見ていると「あぁ、こういう風に買ってくれる人たちがいるんだ」と、直に感じられて嬉しかったですね。それに、街中を走っている車を見る時も。当たり前のように走っているんですけど、自分たちの仕事があってこそ走れていると思うと嬉しいですし、もっと頑張ろうと思います。
- A・Dさん
- 自分も作った車の部品や、それ以外の部品が使われていることを考えると、仕事をした実感がありますね。あとは先輩たちがやってる仕事を見て「自分はこれを習得するのにあと何年かかるんだろう」と思っていたことを「やってほしい」と任せてもらった時。最初に比べてやれることが増えてきたと実感できて嬉しかったですね。
- T・Tさん
- 仕事を通じて頼られるのは、相手が自分の力を信頼してくれているみたいで嬉しいですよね。特に今、チーム内の取り組みとして二人にそれぞれ方針の作成やメンテナンスを任せていますが、しっかりやってくれていて本当に助かってます。
- A・Dさん
- こちらこそ、いつも親身に指導してくれてありがとうございます。
- K・Tさん
- T・Tさんはモチベーションに繋がるような経験ってあったんですか?
- T・Tさん
- 今は課長代理という立場になりましたけど、一般社員の頃に作業について「こうしたらもっとよくなりませんかね」と先輩に相談したら「それいいね」と真剣に取り合ってもらえた経験ですかね。そういう、自分が気付いた改善案を真面目に検討してもらえる環境って、思い返せばすごく貴重だったのかなと。実際、提案した改善活動の効果が出た時はやっぱり嬉しかったです。
- A・Dさん
- そうだったんですね。自分も普段からT・Tさんに「もっとこうしたらどうですか」って改善案を出したりするんですけど、その時いつも真剣に聞いてくれてるなって思ってたんです。
- T・Tさん
- A・D君はよく改善案出してくれるよね。そういう時は自分の経験もあって大切にしたいと思っています。あと、この仕事は自分で考えることが多いので、常にプラスで何ができるかを考えていますね。どうすればもっときれいに仕上がるか考えたり、教育の時はもっと分かりやすい伝え方はないかを考えたりはしています。
- K・Tさん
- 確かに、T・Tさんに相談したら具体的に答えてくれるので「聞いたけど分からない・・・」みたいなことってないですね。
- T・Tさん
- ありがとう(笑)今後も仲間が気付いたことを共有できる環境をつくれるよう、チームで頑張りたいね。